液漏れの染みが…トイレ本体と床材交換工事【鶴ケ谷】2021年の地震が原因か

震度6の地震以来、いつのまにかトイレの床に黒いシミが出来てしまった!警告ランプも…というご相談

宮城にお住まいの皆様にとって、2021年2月、震度6強、マグニチュード7.3の、東日本大震災の余震があったことは記憶に新しいことと思います。その後、鶴ケ谷(仙台市宮城野区)にお住まいの当社のお客様から、「トイレの警告ランプが赤く光っている」「床に染みが出来た」というご相談がありました。

トイレの床板の染み

実際に拝見してみると、確かにトイレの便器本体とクッションフロアの継ぎ目のあたりに黒いシミが出来ています。おそらくですが、地震の影響でトイレ内部のどこかにヒビが入ったり、パイプの接合部分のゴム(パッキン)がズレたりしたのではないでしょうか。トイレ本体はかなり丈夫なので、おそらく後者の可能性が高そうだと考えましたが、トイレ本体の警告ランプも点灯していることから、設置から10年ほどではありますが、まるごと交換することになりました。

便器を外したところ

トイレが使えないと日常生活にかなりの不便が出ます(トイレだけに)ので、トイレ交換および床材の交換を同時に、半日で終わるように手配しました。実際に外してみると、変色具合がよく分かりますね。表面を削ったり何かを被せて誤魔化すよりは、クッションフロアもパネルまるごと交換して、根こそぎキレイにしてしまいましょう。

お客様は外した便器のタンク内部をご覧になって、「10年でこんなに汚れるものなんだねえ…」と仰っていました。「タンク部分の蓋を開けて掃除することはあっても、ふつうさらにバラバラにして『内側』まで掃除される方はほぼいらっしゃらないと思いますし、これが普通ですよ」と申し上げました。実際、そうだと思います。

今回はお客様のご希望で、トイレ自体もINAX製からTOTO製のものに変更となりました。便器本体と、操作盤パネルの両方が最新式になりまして、今回の工事はぶじに1日で終了です。

地盤のゆるい地域は、地震の被害が大きくなりがち

どんなに家屋や設備が丈夫でも、地盤が緩い地域で大きな地震にあえば、多少の影響は出てしまうという実例でした。