宮城県各地で強引な戸別訪問リフォーム営業や、保険金請求代行の業者が多数発生しています。ご注意下さい。

戸別訪問で必要のない修繕工事を勧めて回る業者がいるようです。

お客様より当社に何件もの情報が寄せられている、強引な戸別訪問リフォーム営業についてお知らせします。

宮城県の各地で戸別訪問の営業マンが、補修が不必要な家屋を対象に「この建物の屋根は深刻な被害を受けています。すぐにでも修理しましょう」と、本来なら不要な大規模な修繕工事を勧めて回っているようです。

幸い、当店とお取引がある方から「こういうことを言う人がいたが、本当に深刻な状態なのか見てほしい」という確認のご連絡を当店に頂くことができまして、当社のスタッフが実際に拝見してみると何も問題がなかったというケースが、この春から秋にかけて数十件ほど発生しています。

代表的な手口

  • 「近所で工事があり、ご迷惑をかけてしまうので、そのご挨拶で伺いました」と言ってドアを開けさせる(正直に営業だと言うとドアを開けてもらえないため)
  • スマートフォンで撮影した写真を見せて「ここが酷いですよ」などと言うが、どこの写真かわかりづらい、すぐに画面を消してしまう、コロナを理由に離れた状態でのみ見せる、などのやり方で誤魔化す
  • 「なんで気づかなかったんですか?」「(かかりつけのリフォーム業者を指して)そんな業者を信用してしまったんですか?」「このままでは大変なことになりますよ?」などと、相手を不安にさせる脅迫めいた文言を多用する

なお当社では、お客様にとって必要のない工事はおすすめしませんし、戸別訪問営業も行っておりません。今後も、お客様にとって本当に必要なリフォーム工事かどうか、よくご検いただいた上でご依頼を頂くよう努めて参ります。

修理をせず火災保険などの保険金のみが目当ての請求代行業者も複数把握しています。

また、屋根や雨どいの修繕には保険会社から費用が出る場合があることを利用して、実際には工事をせずに修理費用として下りる保険金のみを狙った業者の存在も、たびたび当店に報告されています。

ツイッターやLINEなどのSNSで、お金が必要な若者、お金が欲しい中高年に「働かずにかんたんに現金が手に入ります」という誘い文句で、若者の実家や中高年の持ち家の保険会社に、架空または金額を水増しした修理見積もりを出し、保険金を手に入れたら実際には工事を行わずに、業者と依頼主で現金を分け合うという手法のようです。

この手法での問題点

  • 修理が必要でない家屋の見積りや、内容を水増しした見積りで保険金を受け取った場合は、保険金詐欺という「犯罪」である可能性があります
  • 修理が必要な家屋の見積りで保険金を受け取って、それなのに補修工事をしない場合は、今後の台風や地震などの際に重大な問題が出る可能性があります
  • そもそも請求代行業者を経由する必要が無い(被保険者が保険会社に直接連絡すれば良い)ので、依頼主の取り分または利益が減るだけだと思われます

当店では、こういった行為は、全くおすすめしません。そういった保険金請求代行業者からの提携の依頼(見積り依頼)も全てお断りしております。また、実際に火災保険を利用した補修工事を行う際も、通常の工事料金のみをご請求し、保険が降りた分の上増しの報酬(代行料)などは頂いておりません。