【体験談】相続した実家に必要だった5種類のリフォーム・修理

団塊世代から団塊Jrへ。実家を相続して住み続けるという子世帯も多いのでは?

株式会社ホームユニバース、広報担当の平山(44)です。

先日、亡くなった両親の遺した実家を相続し、そこに住むことになりました。その際、生活を始める前に必要となった家屋の手直しについて、体験談としてお話したいと思います。私はまさに団塊ジュニア世代または氷河期世代と呼ばれる人口の多い年齢層のド真ん中であり、似たような境遇の方も今後増えていくかと思いますので、この記事が参考になれば幸いです。

築31年の実家の状態はそれほど悪くないと思っていたが…意外と多い不具合箇所や変更箇所

実家の最後の住人であった母が病院で亡くなったのが数ヶ月前、さらに入院期間をさかのぼると、自宅に誰も住んでいなかった期間は1年ほどになります。とはいえ、その間に親族が時おり生活用品を取りに来て換気をしたり、掃除をしてくれていましたし、それほど状態は悪くないと思っていました。

しかし実際には、子世代の我々家族が住むまでには、いくつか解決しなければならない家屋の問題がありました。

1,古くなってホコリの匂いがする畳を処分してフローリングに変更

まず最初に、皮膚の弱い家族のためにフローリングへの変更を行いました。畳だってきちんと手入れすれば清潔に使えるとは思いますが、掃除のしやすさ、カビやダニへの耐性といった面では、やはり板材に軍配が上がるかと思います。

うちの家族が肌に問題を抱えていなければ選択肢は変わったかもしれませんが、安心できる住まいをと考えて、費用をかけて2つの和室をリフォームすることにしました。実際、これは良い判断だったと思います。小さい子供がいると毎日カンペキに掃除をするというのも難しい面がありますが、手入れがかなりカンタンになったので交換後は身体的にも精神的にもラクです。

なお引っ越しで荷物が増えてしまうと工事もしづらくなるので、引越しをする前にホームユニバースに依頼し、施工してもらいました。(その後、結果的に私自身もホームユニバースへ入社することになったのですが、それはまた別のお話です)

フローリングは手入れがラク(画像はイメージです)

2,長い期間放置していた水回りの劣化と故障、カビの駆除

引っ越し初日、キッチンのシンク下のパイプが水漏れを起こしていることが発覚しました。パイプを繋いでいる接続部のゴム(パッキン)が老朽化でダメになっていたんですね。料理も洗い物も出来ないようでは困るので、急いで自分でホームセンターに走ってサイズの合うパッキンを購入し、交換しました。

ある程度の知識があれば交換などはそれほど難しく無い箇所の不具合だったのは、運が良かったかと思います。ただ、そのせいで発生してしまったカビの掃除が、なかなか大変でした。

見えている部分は問題が無くとも、消耗品は確実に老朽化している…水回りは特に注意。

3,ネットワーク配線の変更

また、実家の2階に自分用の在宅ワークのスペースが必要になる事は決定していたので、そちらで仕事がしやすいように有線LAN環境を2階に作りました。無線LAN機器ももちろんあるのですが、階をまたいで電波状態が若干悪かったので、物理的にケーブルを通してしまいました。中継機などで電波を増幅する選択肢もありましたが、私自身、2階が生活の中心になりそうな上、2階でさまざまなネットコンテンツを利用するつもりでしたので、やはり有線を通してしまうのが一番良いと判断しました。

小学生の子どもと「スプラトゥーン」などの人気FPS(正確にはTPSですが)ゲームをする場合なども、無線より有線ケーブルが通っていた方が、何かと有利です。

この時代、電源と情報のコンセントは多いほど便利です。

4,ヤニで黄色くなった壁紙クロス交換

引っ越しで荷物整理と掃除を並行して進めていましたら、やや黄色がかった家中の壁が、実はもともと白かった壁がタバコのヤニで変色したものだと判明しました。これもまた、シックハウス症候群の原因になりえる化学物質なので、近い将来にいずれ交換が必要かと思います。この時まで生前の両親がともににヘビースモーカーだった事をすっかり忘れていました。晩年の両親は(入院中なので)はタバコは吸っていませんでしたが、数十年分の蓄積が壁紙に塗り込められていたんですね。

ただ、一気に全部屋の貼り替えをするとなると費用が馬鹿にならないので、まずは拭き掃除などを徹底的に行い、その後で子ども部屋から優先的かつ段階的に着手していきたい所です。それまでは、両親が立ち入らなかった、ヤニのついていない私の兄妹が以前に使っていた部屋を、妻と子の寝室にあててしばらく暮らすこととしました。

長年の汚れで、天井、壁、壁掛けの時計や額縁、すべてがベトベトに。(画像はイメージです)

5,雨ざらしの外構部分の老朽化

玄関まわりの風防室や庭のウッドデッキなどの木製のエクステリアは、雨と風にさらされて劣化が進んでおり、一部はボロボロに剥がれ落ちていました。これはまあ木製ならそうだろうと予想していたのですが、頑丈なコンクリートで出来た足場にも、継ぎ目から水が染み込んだり植物が根を張ったりして一部にヒビが出来ています。車庫入り口につけてあるミラーもサビでほとんど見えません。雨樋も歪んでいます。思った以上にダメージ箇所が多いです。

考えてみれば当たり前ですが、屋内より屋外のほうが故障箇所は多いですね。とはいえ外側の設備は生活にすぐには影響しないので、これは後回しでいいかと開き直りました。そのうち火災保険を使える部分から優先的に直して行こうと思います。

細かいメンテナンスも含めると、すべてを終えるまで数ヶ月かかるかも…

他にも、消耗品の交換(時計やリモコンなどの電池、電球など)、親世代と子世代で丸ごと2世帯分の家具や家電の整理や処分、普段の住まいではしないような場所(押入れの奥の方にもクモの巣の跡がある)も含めた大掃除、ワックスがけなどなど…

生活や仕事と並行しながらの手入れ作業は大変でしたが、引っ越しから2ヶ月経った現在ではようやくダンボールもほぼ開け終わり、家族それぞれの部屋もそれらしくなって、生活に不自由を感じなくなってきました。

しかし考えてみれば、ここに住み続ける以上は継続的にメンテナンスが必要なのは変わりありませんので、ただでさえ大変な引っ越しの前後に「この際だから全部なおしちゃおう」なんて意気込むより、日々の生活の合間合間にムリをしない範囲で手を付けていくのが良いように思います。

というわけで、実際に実家を相続し、遠方から引っ越してきた我が身の経験をまとめますと、「ムリはしない」「後で良い部分は後でゆっくり相談しよう」という気楽さが必要だと思われました。ただ、引っ越しの荷物が入る前に、大きな工事だけは先にやっておいた方が良いですね。さもなければ、下手したら年単位で先延ばしになってしまったかもしれません。